2章 最初のなぐり描き
<息子のジェリー、18ヶ月と三日目>
<手先や手首や前腕の二分間の筋肉活動を記録した印>
<ジェリーにとっては一つの達成の表れ>
<図式(Schema);対象語を描写するための基本的な形態を意味>
<スキーム(Scheme);繰り返しうる行動的な動作すべてを指し示す>
<発達した反射群>、<知覚的、運動的スキーム>
<子どもはすでに、人や顔を組織化された全体として、、見ている。>
<物は今ここにある場合のみ存在し、視界から消えると心からも消える>
<六ヶ月の子どもはまわりの世界から自分を切り離すことができない。>
<いないいないばあ>
<子どもは周囲の二つの世界を理解するようになる。すなわち物の世界と人の世界である。>
<道具の使用>
<筋肉運動からの満足>、<痕跡を眺めたい>、<書く道具は必要ないことを発見>
<初期の印づけの時期>
<手の動作によって何かを作り出せるということに気づいたのである。その何かとは、持続的なもの、自分にとって重要なもの、そしてまわりの人にとって重要であるものなど>
第1話 なぐり描きの発達過程
<23ヶ月>
<彼は断固として青いマーカーに執着>
<微小発生と名づけられる過程、つまり人間の活動が一分ずつ、一歩ずつ発展する順序をライブで示した>
<一つの連続的なストローク、つむじ風状の活動で表現>
<トントンと印をつけるごとに「オー」「アー」「オー」と声を出した>
<短時間のうちに描かれた一連の絵は、特徴のあるリズムを示している。>
<テンポのもう一つの変化が次の何枚かの絵に見られる。>
<幼い子どもたちの絵の持ち場を示す最良の方法はなんだろう>
<アナロジーとなるものを見つけるのは、やさしい>
<明らかに二歳児が描くものはその言語活動と共鳴する>
<喃語、初期言語の登場、夜中の独り言、これらはすべて絵と共通の味をもつ>
<子どもの図形的な活動の精神や方向づけられたエネルギー>
<自分のしていることをどんな意味においても意識してはいないのは確かだった>
<描画活動に最も近いアナロジーが、子どものことば遊びで起こる。>
<単語や音のコーパス>
<個人を超えた発達の力、成長そのものの力が支配>
<絵の起源と微小発生についての完全な説明を持っている人は必ず失望するだろう。>