<1974年9月3日、シューラ・レッサー、四歳半の女の子>
<道具の備えと励まし>
<1972年1月、二歳;なぐり描き>
<筋運動の制御の能力>
<荒い円形の突っつき>
<楕円形の運動の繰り返し>
<1973年春>
<ばらばらの円>
<幾何学記号の結合、集合および他の混合を創造する能力>
1ヵ月後
<最初に表われた表象、オタマジャクシ人間>
<印づけの集中>
<長方形の囲み図形>
数ヵ月後
<線、斑点、円形のモチーフの饗宴へと>
1973年の暮
<空間構成が出現>頁103
<紙が背景として働くことの気づき>
<ミロのように並はずれたバランス>アルンハイム
<組織化の感覚>
1974年6月
<初めて、屋根、窓、ドアのある、完全に描かれた家を見る>(人形の家のモデル)
<二年半で、なぐり描きから場面描写へのこの目ざましい旅を可能にしたものは何であろうか>
<創造的な活動のうねり>
<まわりの世界の力>
<子どもの絵であっても、最終的な作品は、以前の経験全体を反映している>
2008/10/25
4章 物としてのオタマジャクシ
<なぜよちよち歩きの幼児は人の絵を描かないのだろうか>
<どういうやり方で外界を知るようになるかという問題>
<触覚の世界からシンボルの世界への移行>頁69
<空間的な関係の探索>
<まず、出まかせを語ること、、この言語による大胆な試みは、子どもにとっては自分が(他の人と同様に)、実在を表現する印をつける力をもっているということを示している。>
<物として機能する形態をつくり出す能力>
<背景に対しての図>
<オタマジャクシ人間>頁76
<ルドルフ・アルンハイムは、円の部分は顔と胴体の両方を意味している>
<クレア・ゴロンブたちの研究では、三、四歳児は、腹、首、顎、腕、へそ等に十分気づいていることが証明>
<ノーマン・フリーマンは、子どもはこの腕を頭、身体あるいは何か未分化な混合物から伸びているのか?>
<特定のものよりも一般を描く理由>
<一般的なレベルでの概念の組織化(の段階)>
<平らで一元的>
<原型という手続き>
<初期の名前付けの練習>
<ピンの突き通ったりんごを描く>アーサー・B・クラークの透視画の実験例
<どういうやり方で外界を知るようになるかという問題>
<触覚の世界からシンボルの世界への移行>頁69
<空間的な関係の探索>
<まず、出まかせを語ること、、この言語による大胆な試みは、子どもにとっては自分が(他の人と同様に)、実在を表現する印をつける力をもっているということを示している。>
<物として機能する形態をつくり出す能力>
<背景に対しての図>
<オタマジャクシ人間>頁76
<ルドルフ・アルンハイムは、円の部分は顔と胴体の両方を意味している>
<クレア・ゴロンブたちの研究では、三、四歳児は、腹、首、顎、腕、へそ等に十分気づいていることが証明>
<ノーマン・フリーマンは、子どもはこの腕を頭、身体あるいは何か未分化な混合物から伸びているのか?>
<特定のものよりも一般を描く理由>
<一般的なレベルでの概念の組織化(の段階)>
<平らで一元的>
<原型という手続き>
<初期の名前付けの練習>
<ピンの突き通ったりんごを描く>アーサー・B・クラークの透視画の実験例
2008/10/12
第3章 形の出まかせ話
3章 形の出まかせ話
カール・グスタフ・ユング(スイスの精神医学者)
ローダ・ケロッグ(アメリカ、幼稚園教師)
<夢によるエピファニー;調和の極地の印象>、<シンボルとしてのマンダラの特徴>
<人類すべての成員に共通した大脳組織の同一性のプシケ的な表現>;プシケには個々の文化や個人の意識のすべての差異を超越した基層がある。
<ユングはマンダラ様の形態の究極的な源泉として、人間の脳の構造および人間の意識と無意識の性質に目を向けたが、一方ケロッグは、マンダラの起源を幼い子どもの描画の歴史の中に見出した。>
<ケロッグは、子どもたちのなぐり描きを二十の基本タイプに、十七の位置パターンを同定した。>
<ケロッグの描画の進歩を概観>
<二歳ー二歳半頃;なぐり描きの中に潜在していたさまざまな形や位置パターンが具現化、引き出される>
<三歳児、最初は四角形、次に三角形、それから色で塗りつぶした斑点、点の連続というように、形のボキャブラリーを休むことなく何時間もかけて通っていく。>
<並べて描く>、<重ねて描く>、<結合形>、<集合形>など。
<マンダラは結合形のすばらしい例>、<(マンダラは)結合行動の中心的な傾向を現している>
<子どもの腕の運動との一致、完全な対称性、周囲の多くの対象との明らかな類似性、形を比較的繰り返しやすいこと>
<グスタフ・ブリッチ、ヘンリー・シェーファー=ジマーン、ルドルフ・アルンハイム、、子どもの絵のパイオニア的な研究者とならんで、ケロッグは、円の生き生きとした図形としての潜在力を強調した。>
<対照の知覚>頁54
<精神的距離>
<最大の対照の原理>
<運動から得られる喜び、そして練習>
<点をつけるのは、鋭く強い叩きの活動>
<波形を作るのは、もっと静かでより規則的>
<角をつくることには、動作途中のエネルギーと圧力の変換が含まれている>
<このような制作の質の違いは、子どもの初期の活動のもう一つの重要な部分>
<結果としての絵画的な形態ではなく、叩くこと自体の動的な性質>;(描くことを描く)
<一年後、印の性質まで中を払うようになる。、、、印は有限性を獲得、すなわち始まりと終わり、ある種のユニタリ性を獲得>
<包囲形>頁56
<紙の上の形と現実の世界の形との関係への無関心>
<図形的な活動の世界と経験の宇宙の結合は三歳になるまで起こらない。>
<描いたものに名前をつけることが出来るという意識>
<絵の領域と言語の領域の結びつき>
<表象的な描写>頁58
<パターナーが描画や粘土や数列並べといった活動に執着>
<ドラマティストはごっこ遊び、物語、大人や仲間との会話、人との社会的なやりとりといった活動を好む>
<自分の描画を超えた世界>頁61
<図形的なシンボルの作り手>頁62
<チンパンジーが表象的な絵を描いているという主張>
<マンダラの性質と状態>頁65
<認知、反復、記憶>
<マンダラがその特別な役割を負っているのは、純粋な形の探索と真の表象的な描出の中間点>
カール・グスタフ・ユング(スイスの精神医学者)
ローダ・ケロッグ(アメリカ、幼稚園教師)
<夢によるエピファニー;調和の極地の印象>、<シンボルとしてのマンダラの特徴>
<人類すべての成員に共通した大脳組織の同一性のプシケ的な表現>;プシケには個々の文化や個人の意識のすべての差異を超越した基層がある。
<ユングはマンダラ様の形態の究極的な源泉として、人間の脳の構造および人間の意識と無意識の性質に目を向けたが、一方ケロッグは、マンダラの起源を幼い子どもの描画の歴史の中に見出した。>
<ケロッグは、子どもたちのなぐり描きを二十の基本タイプに、十七の位置パターンを同定した。>
<ケロッグの描画の進歩を概観>
<二歳ー二歳半頃;なぐり描きの中に潜在していたさまざまな形や位置パターンが具現化、引き出される>
<三歳児、最初は四角形、次に三角形、それから色で塗りつぶした斑点、点の連続というように、形のボキャブラリーを休むことなく何時間もかけて通っていく。>
<並べて描く>、<重ねて描く>、<結合形>、<集合形>など。
<マンダラは結合形のすばらしい例>、<(マンダラは)結合行動の中心的な傾向を現している>
<子どもの腕の運動との一致、完全な対称性、周囲の多くの対象との明らかな類似性、形を比較的繰り返しやすいこと>
<グスタフ・ブリッチ、ヘンリー・シェーファー=ジマーン、ルドルフ・アルンハイム、、子どもの絵のパイオニア的な研究者とならんで、ケロッグは、円の生き生きとした図形としての潜在力を強調した。>
<対照の知覚>頁54
<精神的距離>
<最大の対照の原理>
<運動から得られる喜び、そして練習>
<点をつけるのは、鋭く強い叩きの活動>
<波形を作るのは、もっと静かでより規則的>
<角をつくることには、動作途中のエネルギーと圧力の変換が含まれている>
<このような制作の質の違いは、子どもの初期の活動のもう一つの重要な部分>
<結果としての絵画的な形態ではなく、叩くこと自体の動的な性質>;(描くことを描く)
<一年後、印の性質まで中を払うようになる。、、、印は有限性を獲得、すなわち始まりと終わり、ある種のユニタリ性を獲得>
<包囲形>頁56
<紙の上の形と現実の世界の形との関係への無関心>
<図形的な活動の世界と経験の宇宙の結合は三歳になるまで起こらない。>
<描いたものに名前をつけることが出来るという意識>
<絵の領域と言語の領域の結びつき>
<表象的な描写>頁58
<パターナーが描画や粘土や数列並べといった活動に執着>
<ドラマティストはごっこ遊び、物語、大人や仲間との会話、人との社会的なやりとりといった活動を好む>
<自分の描画を超えた世界>頁61
<図形的なシンボルの作り手>頁62
<チンパンジーが表象的な絵を描いているという主張>
<マンダラの性質と状態>頁65
<認知、反復、記憶>
<マンダラがその特別な役割を負っているのは、純粋な形の探索と真の表象的な描出の中間点>
2008/10/07
第2章 最初のなぐり描き
2章 最初のなぐり描き
<息子のジェリー、18ヶ月と三日目>
<手先や手首や前腕の二分間の筋肉活動を記録した印>
<ジェリーにとっては一つの達成の表れ>
<図式(Schema);対象語を描写するための基本的な形態を意味>
<スキーム(Scheme);繰り返しうる行動的な動作すべてを指し示す>
<発達した反射群>、<知覚的、運動的スキーム>
<子どもはすでに、人や顔を組織化された全体として、、見ている。>
<物は今ここにある場合のみ存在し、視界から消えると心からも消える>
<六ヶ月の子どもはまわりの世界から自分を切り離すことができない。>
<いないいないばあ>
<子どもは周囲の二つの世界を理解するようになる。すなわち物の世界と人の世界である。>
<道具の使用>
<筋肉運動からの満足>、<痕跡を眺めたい>、<書く道具は必要ないことを発見>
<初期の印づけの時期>
<手の動作によって何かを作り出せるということに気づいたのである。その何かとは、持続的なもの、自分にとって重要なもの、そしてまわりの人にとって重要であるものなど>
第1話 なぐり描きの発達過程
<23ヶ月>
<彼は断固として青いマーカーに執着>
<微小発生と名づけられる過程、つまり人間の活動が一分ずつ、一歩ずつ発展する順序をライブで示した>
<一つの連続的なストローク、つむじ風状の活動で表現>
<トントンと印をつけるごとに「オー」「アー」「オー」と声を出した>
<短時間のうちに描かれた一連の絵は、特徴のあるリズムを示している。>
<テンポのもう一つの変化が次の何枚かの絵に見られる。>
<幼い子どもたちの絵の持ち場を示す最良の方法はなんだろう>
<アナロジーとなるものを見つけるのは、やさしい>
<明らかに二歳児が描くものはその言語活動と共鳴する>
<喃語、初期言語の登場、夜中の独り言、これらはすべて絵と共通の味をもつ>
<子どもの図形的な活動の精神や方向づけられたエネルギー>
<自分のしていることをどんな意味においても意識してはいないのは確かだった>
<描画活動に最も近いアナロジーが、子どものことば遊びで起こる。>
<単語や音のコーパス>
<個人を超えた発達の力、成長そのものの力が支配>
<絵の起源と微小発生についての完全な説明を持っている人は必ず失望するだろう。>
<息子のジェリー、18ヶ月と三日目>
<手先や手首や前腕の二分間の筋肉活動を記録した印>
<ジェリーにとっては一つの達成の表れ>
<図式(Schema);対象語を描写するための基本的な形態を意味>
<スキーム(Scheme);繰り返しうる行動的な動作すべてを指し示す>
<発達した反射群>、<知覚的、運動的スキーム>
<子どもはすでに、人や顔を組織化された全体として、、見ている。>
<物は今ここにある場合のみ存在し、視界から消えると心からも消える>
<六ヶ月の子どもはまわりの世界から自分を切り離すことができない。>
<いないいないばあ>
<子どもは周囲の二つの世界を理解するようになる。すなわち物の世界と人の世界である。>
<道具の使用>
<筋肉運動からの満足>、<痕跡を眺めたい>、<書く道具は必要ないことを発見>
<初期の印づけの時期>
<手の動作によって何かを作り出せるということに気づいたのである。その何かとは、持続的なもの、自分にとって重要なもの、そしてまわりの人にとって重要であるものなど>
第1話 なぐり描きの発達過程
<23ヶ月>
<彼は断固として青いマーカーに執着>
<微小発生と名づけられる過程、つまり人間の活動が一分ずつ、一歩ずつ発展する順序をライブで示した>
<一つの連続的なストローク、つむじ風状の活動で表現>
<トントンと印をつけるごとに「オー」「アー」「オー」と声を出した>
<短時間のうちに描かれた一連の絵は、特徴のあるリズムを示している。>
<テンポのもう一つの変化が次の何枚かの絵に見られる。>
<幼い子どもたちの絵の持ち場を示す最良の方法はなんだろう>
<アナロジーとなるものを見つけるのは、やさしい>
<明らかに二歳児が描くものはその言語活動と共鳴する>
<喃語、初期言語の登場、夜中の独り言、これらはすべて絵と共通の味をもつ>
<子どもの図形的な活動の精神や方向づけられたエネルギー>
<自分のしていることをどんな意味においても意識してはいないのは確かだった>
<描画活動に最も近いアナロジーが、子どものことば遊びで起こる。>
<単語や音のコーパス>
<個人を超えた発達の力、成長そのものの力が支配>
<絵の起源と微小発生についての完全な説明を持っている人は必ず失望するだろう。>
2008/10/05
『子どもの描画;なぐり描きから芸術まで』を読む1
ハワード・ガードナー著、星三和子訳、誠心書房 1996初版 原著ARTFUL SCRIBBLES;The Significance of Children's Drawings by Howard Gardner 1980
1章 序論 子どもの絵の概観
<一、二世紀前には・・・子ども期そのものが人生の重要な一時期とはかんがえらていなかった>
<幼い絵の魅力に盲目>、<意義の評価に関して近視眼的>、
<美術史の重要な流れと呼応>、
<ミロ、ピカソ、クレーなどの二十世紀の芸術家たちの手になる[子どものような]作品との精神面でのつながり>
<二歳・・・なぐり描きに熱中>
<三歳・・幾何学図形の・・マンダラ模様>
<四、五歳・・対象の表象・・描写>
<小学校低学年・・・最も目を見張らせられる創作物・・自身のライフ・サイクルの追体験>
<同じ順序を追って進歩していくように見える>
<子どもの描画のライフ・サイクルの問題>
<このような作品の起源を探る>
<子どもの作品の美的な地位をめぐる議論>
<ロドルフ・テーファー;1848、幼いミケランジェロと不滅のミケランジェロ>
<シャルル・ボードレール;[近代の画家]の純粋な原形>
<ジャン・デュビュッフェ;子どもの絵の収集、パリのラクガキ>
<パブロ・ピカソ;[かつて私はラファエロのように描いていた。しかし子どものように描くのを身につけるのに、一生涯かかった]>
<アンドレ・マルロー;子どもは芸術的だが、芸術家ではない。なぜなら、その才能が彼を支配しているのであって、彼が才能を支配しているのではないから>
<ナンシー・スミス;アプローチの仕方が違う>
<マリア・モンテッソーリ;嘲笑?>
<パウル・クレー;子どもは芸術について何も知らないということを忘れてはいけない。芸術家には、意識的な形式的構成・・無意識の連想を経ての意図>
<十九世紀後半、ルソー主義者たち;子どもの無垢さに注目>
<子どもの成長に類似した発達への気づき>
<一歳・・紙に印をつけ始める、叩く運動感覚、なぐり描きの黒い線と白い紙面の対照を楽しむ>
<三、四歳・・いくつかの幾何学的な形、パターン・・言語の音声の(発達)のように>
<三、四、五歳・・それとわかる描写を作り出す>、<図形的なストラテジー>、<紙面の空間の可能性>
<子どもの絵に対する標準的なアプローチは、基本的には正確だがあまりにも公平無私すぎる>
<子どもの絵に対するもう一つ別のアプローチ>
<子どもの絵というものの意味>、<感情の状態の単純な反映>、<子どもの無意識的な関心>、<子どもが見たものではなく知っているもの>、<認知的な方向づけ・・知能の尺度として利用>
<生活の一般的な現象の表われ・・秩序を探求する表われ・・コミュニケーションの実例・・社会の型の指標・・大人が失った無垢と生気・・>
<このような善意のことばは、注目を喚起するには役立ったかもしれないが、究極的には反生産的である>
問題・課題は?
《なぜ子どもの絵は特徴的な道筋をたどるのか》
《子どもの絵と他の知的・社会的・情緒的発達等との詳細な関係は何か》
《子どもの絵の美学的な地位とは何か》
<道具の使用>、<基本的な概念や物のクラス>、<奔放な象徴遊び>、
<芸術へのアプローチの仕方は、・・・比ゆ的な言語である>
<飛行機雲に[空の傷跡を見て]四歳児>
<芸術家は[いかに]を知らねばならない>
<才能の問題>
<お父さん、子どもってどうして大きくなると違ったふうに絵を描くようになるの?>
<なぜだと思う?>
<大きくなると違ったふうに見えるんだと思う。物をもっと注意深く見る。それからたくさん考えて、実際に描く前に頭のなかで描く>
以上。ピックアップ・ワード10月5日
1章 序論 子どもの絵の概観
<一、二世紀前には・・・子ども期そのものが人生の重要な一時期とはかんがえらていなかった>
<幼い絵の魅力に盲目>、<意義の評価に関して近視眼的>、
<美術史の重要な流れと呼応>、
<ミロ、ピカソ、クレーなどの二十世紀の芸術家たちの手になる[子どものような]作品との精神面でのつながり>
<二歳・・・なぐり描きに熱中>
<三歳・・幾何学図形の・・マンダラ模様>
<四、五歳・・対象の表象・・描写>
<小学校低学年・・・最も目を見張らせられる創作物・・自身のライフ・サイクルの追体験>
<同じ順序を追って進歩していくように見える>
<子どもの描画のライフ・サイクルの問題>
<このような作品の起源を探る>
<子どもの作品の美的な地位をめぐる議論>
<ロドルフ・テーファー;1848、幼いミケランジェロと不滅のミケランジェロ>
<シャルル・ボードレール;[近代の画家]の純粋な原形>
<ジャン・デュビュッフェ;子どもの絵の収集、パリのラクガキ>
<パブロ・ピカソ;[かつて私はラファエロのように描いていた。しかし子どものように描くのを身につけるのに、一生涯かかった]>
<アンドレ・マルロー;子どもは芸術的だが、芸術家ではない。なぜなら、その才能が彼を支配しているのであって、彼が才能を支配しているのではないから>
<ナンシー・スミス;アプローチの仕方が違う>
<マリア・モンテッソーリ;嘲笑?>
<パウル・クレー;子どもは芸術について何も知らないということを忘れてはいけない。芸術家には、意識的な形式的構成・・無意識の連想を経ての意図>
<十九世紀後半、ルソー主義者たち;子どもの無垢さに注目>
<子どもの成長に類似した発達への気づき>
<一歳・・紙に印をつけ始める、叩く運動感覚、なぐり描きの黒い線と白い紙面の対照を楽しむ>
<三、四歳・・いくつかの幾何学的な形、パターン・・言語の音声の(発達)のように>
<三、四、五歳・・それとわかる描写を作り出す>、<図形的なストラテジー>、<紙面の空間の可能性>
<子どもの絵に対する標準的なアプローチは、基本的には正確だがあまりにも公平無私すぎる>
<子どもの絵に対するもう一つ別のアプローチ>
<子どもの絵というものの意味>、<感情の状態の単純な反映>、<子どもの無意識的な関心>、<子どもが見たものではなく知っているもの>、<認知的な方向づけ・・知能の尺度として利用>
<生活の一般的な現象の表われ・・秩序を探求する表われ・・コミュニケーションの実例・・社会の型の指標・・大人が失った無垢と生気・・>
<このような善意のことばは、注目を喚起するには役立ったかもしれないが、究極的には反生産的である>
問題・課題は?
《なぜ子どもの絵は特徴的な道筋をたどるのか》
《子どもの絵と他の知的・社会的・情緒的発達等との詳細な関係は何か》
《子どもの絵の美学的な地位とは何か》
<道具の使用>、<基本的な概念や物のクラス>、<奔放な象徴遊び>、
<芸術へのアプローチの仕方は、・・・比ゆ的な言語である>
<飛行機雲に[空の傷跡を見て]四歳児>
<芸術家は[いかに]を知らねばならない>
<才能の問題>
<お父さん、子どもってどうして大きくなると違ったふうに絵を描くようになるの?>
<なぜだと思う?>
<大きくなると違ったふうに見えるんだと思う。物をもっと注意深く見る。それからたくさん考えて、実際に描く前に頭のなかで描く>
以上。ピックアップ・ワード10月5日
2008/08/03
香川県立善通寺高校でのWS報告

7月29日善通寺、弘法さんの生誕地。駅から徒歩10分ほどで善通寺第一高校。校門を入るとイサムノグチの作品が迎えてくれる。普通科とデザイン科をもっていて現在、善通寺西高校と統合中。
7月30日<発想をデザインする;身体感覚であらわそう>をテーマに、まずは身体の解きほぐし。新聞紙をもみほぐす。デザイン科の生徒1年生から3年生、西高校の生徒たち、それに地元の中学生たちと、生徒たちもはじめまして状態で、空気は硬く、身内で固まる。無理も無いけど、100人くらいの気持ちを解きほぐすのは大変だ。
向かい合ったグループで、新聞紙でタワー作りゲーム。ようようこのあたりで空気がほぐれて変わってくる。スイッチ・オンとまではいかないが、いい雰囲気になってくる。みんなで場をつくるという意識が芽生え始める。「空気読めない」とかっていう場の空気に自分をあわせるんじゃなくて、「空気をつくれ!」ってこと。

場所は、体育館。10mのロール紙を12本。思いっきり身体を動かして描こう。導入は、歩きながら線を引く。
体育館の広さや空間を感じてもらうことをねらいにウオーキングする。ドラをならして、ドンドンでたらめに歩いてもらう。でもなかなか動かない。なんで?恥ずかしい?暑い?うざい?面倒?とにかくだらだらしている。そのうち前の人とつながり芋虫歩きがはじまる。あちこちで遊び始める。ようよう体育館がいい空気になって身体がなじんでのお絵かきへ。その後は自由にラクガキへ。オノマトペで楽描き、など、いろいろ思い思いに描きだす。彼らの無意識も含め、内面やイメージ、興味、関心、欲求、などなどが見え隠れしてくる。校長先生はじめ他の先生方も興味深そうに覗き込んできた。
地元の四国新聞記者が写真を撮る。翌日の紙面にカラーで大きく掲載される。
7月31日二日目は、カラーテープで体育館の空間に線をひく。初日と違って、もうみんな好き好きに線をはりめぐらしていく。2時間があっという間に経過する。
そのうち遊びが始まる。ハンモック状態にして上に乗ろうと挑戦。水面下にはくらげ状のものがぶら下がり、バスケットゴールにテープを投げ入れはじめ、体育館の外周りへと進出。風が見えるようになり、音がざわつき始め、波の音のよう、せみ時雨がBGMで、体育館がプールのよう。
午後は、昼寝をかねて各自好きな場所を見つけてたたずむ。隅っこに、窓際に、真ん中に、テープがたるんでるところに、床に寝転んで、おしゃべりでまるくなって、ハンモック状態で揺られて、など、時間が経過するのも忘れて身体でむきあう。まだいける、まだもつ、と見ているうちに1時間が経過した。みんなどんな時間を味わったのだろう。
振り返りの時には、生徒が、<こんなこともしかしたら最初で最後かもしれない>っていってくれた。感想文を読むと結構たくさん書いてくれていて、授業中聞いたときにはほとんど語ってくれなかったのに、思わず気持ちが熱くなった。よくもわるくも住んでる場所の空気や環境による影響が大きい。
まずはどんなことでも身体で気付くことからすべては始まる。気付くにはどうすればいいのだろう?そして、何を気付くんだろう?
この問いかけをもってる以上、大丈夫、大丈夫!
また、こんな機会で会えることを楽しみにしています。実り多い、僕にとっても勉強になったwsでした。
正直、疲れた~。ふらふらで、倒れそう。でも気持ちよかった。
2008/07/14
香川県善通寺高校での出前授業
善通寺高校出張授業プラン 7月30,31日 デザイン科の学生1年、2年、3年、中学生、合計約120名
テーマ;身体感覚であらわそう
気持ちをかたちにするという表現について、手を動かすことから五感や身体全体を働かせることの気付きや楽しさを遊びを通じて学ぶ。
内容と進行予定;*の準備物は水野で用意
一日目/7月30日
10:00 はじめましての導入WS;授業趣旨とガイダンス、グループ分けなど
準備/場所、からだをほぐす、ブラインド・ウオーキング、グルーピング(5~8名/G×12)
●120名を対象のwsは、初めてでどんなことになるのかドキドキと楽しみ。場所は、体育館を予定。まずは、身体をときほぐしでリラックスしよう。
WS①からだで感じよう;感覚・知覚を意識
準備・材料/古新聞紙1部/人、ストロー、紙コップ1/人、*結束線3本/人、ティッシュペーパー2,3枚/人、ハサミ、
●さわる、きく、みる、などの感覚知覚の気付きに、ストロー笛、紙もみ、バランス遊び、など。
10:20 WS②<きもち>を<かたち>に;スクリブル、リズムで描く、廻し描き、書くと描く、など
準備/画用紙B4程度3枚/人、描画材各種(クレヨン、クレパス、ポスカ、マーカー類など適宜)
11:20 小休憩、鑑賞会
12:00 昼食
13:00 WS③描くを拡げる;手と道具・材料を発展させて
準備/ロール紙(90cm×10m)12本、描画面材各種(ダンボール、古布、その他)
描画材各種、
14:30 展示・鑑賞
15:00
二日目
10:00 WS④校舎をキャンバスに;カラーテープで構内を張巡らそう
準備/梱包用テープ(500m、各色12本)、ハサミ、
●導入にカラーテープを結ぶことから、場所の策定、グループで作業
12:00 昼食
13:00 鑑賞と発表;ふりかえり、
●鑑賞は、それぞれお気に入りの場所探しから。
14:30 かたづけWS;ゴミにしないでテープのボールづくりに。
15:00
以上、原案として計画。現場の状況から内容は変更応用します。
趣旨は、自身の身体の気付きと身の回りをアートで見直すことです。
テーマ;身体感覚であらわそう
気持ちをかたちにするという表現について、手を動かすことから五感や身体全体を働かせることの気付きや楽しさを遊びを通じて学ぶ。
内容と進行予定;*の準備物は水野で用意
一日目/7月30日
10:00 はじめましての導入WS;授業趣旨とガイダンス、グループ分けなど
準備/場所、からだをほぐす、ブラインド・ウオーキング、グルーピング(5~8名/G×12)
●120名を対象のwsは、初めてでどんなことになるのかドキドキと楽しみ。場所は、体育館を予定。まずは、身体をときほぐしでリラックスしよう。
WS①からだで感じよう;感覚・知覚を意識
準備・材料/古新聞紙1部/人、ストロー、紙コップ1/人、*結束線3本/人、ティッシュペーパー2,3枚/人、ハサミ、
●さわる、きく、みる、などの感覚知覚の気付きに、ストロー笛、紙もみ、バランス遊び、など。
10:20 WS②<きもち>を<かたち>に;スクリブル、リズムで描く、廻し描き、書くと描く、など
準備/画用紙B4程度3枚/人、描画材各種(クレヨン、クレパス、ポスカ、マーカー類など適宜)
11:20 小休憩、鑑賞会
12:00 昼食
13:00 WS③描くを拡げる;手と道具・材料を発展させて
準備/ロール紙(90cm×10m)12本、描画面材各種(ダンボール、古布、その他)
描画材各種、
14:30 展示・鑑賞
15:00
二日目
10:00 WS④校舎をキャンバスに;カラーテープで構内を張巡らそう
準備/梱包用テープ(500m、各色12本)、ハサミ、
●導入にカラーテープを結ぶことから、場所の策定、グループで作業
12:00 昼食
13:00 鑑賞と発表;ふりかえり、
●鑑賞は、それぞれお気に入りの場所探しから。
14:30 かたづけWS;ゴミにしないでテープのボールづくりに。
15:00
以上、原案として計画。現場の状況から内容は変更応用します。
趣旨は、自身の身体の気付きと身の回りをアートで見直すことです。
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